第66回オールスター競輪2日目11レースに行われた『アルテミス賞』を優勝した石井寛子選手。
アマチュア時代に練習した思い出のバンクである西武園競輪場で勝利しました。落ち着いたレース運び、最後は「自分が一番練習している」と信じてゴールまで踏み込んだそうです。
10月にはオールガールズクラシック(GI)もあり、さらに気合いの入る石井選手の走りに期待です!
あの大声援の中で走らせてもらったことに感謝の気持ちが溢れてきました!
-アルテミス賞を優勝した気持ちはいかがでしたか?
「たくさん投票していただいて、アルテミス賞に出られて、たくさんの声援の中で走れて、本当に幸せでした」
-レースを振り返って、スタートはちょっと牽制になりましたね。
「一番前はちょっといらないなって思いながら、後方にならないように考えてました」
-そこに奥井迪選手があがってきました。
「奥井さんの後ろは皆が欲しいと思っているので、少しびっくりしました。一番いい位置だけどどうしようと思いました」
-あとは奥井選手が仕掛けるのか、後ろが動くかでしたが、どのように見てましたか?
「奥井さんのスピードがすごくて、ついているだけで必死だったんですけど、以前に負けたレースを思い出して反省点として『何で後ろを見ないの』ってアドバイスをもらったことがあったので、それで後ろを見て、来ているのが見えたので踏み出しました」
-奥井選手もかかっていたら、出ていくのも大変だったのでは?
「最終3コーナーでは3車並走になって、風圧もかなり感じました。だけど、この中で一番練習した人が勝つって、自分が一番練習したんだから信じろって思って踏みました」
-最終2センターを越えた後は、下りを使いながらゴールまではどうでしたか?
「あとはゴールまで無我夢中で踏んでました」
-ゴールした後の心境は?
「ちょっと今も夢心地です(笑)」
-レース後は目頭を抑えるようなシーンもありましたね。
「やっぱりファン投票で走るレースは特別なので、あの大声援の中で走らせてもらったことは本当に、本当に感謝の気持ちが溢れてきました」
-今年はガールズケイリンもGIが出来て、グランプリ出場を争う中ですが、どうですか?
「本当に厳しい戦いで、一戦一戦負けられないんですけど、ちょっと取りこぼしもある中で、今回の優勝でここからいい流れに乗りたいなって思っています」
-これからも期待してくれるファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「いつもたくさんの応援ありがとうございます。皆さんのおかげでアルテミス賞に出られて、優勝することができました。(この優勝は)ファンの方とつかんだ優勝だと思っています。また応援してもらえるように頑張りますので、これからもよろしくお願いします!!」
石井寛子(いしい・ひろこ)
東京・104期・L級1班 1986年1月9日生まれ。身長160.2㎝ 体重59.5㎏
Qすごい大きな声援でしたね。
「その応援が全部聞こえていましたし、それがすごい力になりました!」