1990年にデビューして今年で34年目になる岡部芳幸選手。
2000年に日本選手権競輪も優勝し、涙の優勝インタビューは印象に強く残っているファンの皆さんも多いのではないでしょうか。そんな岡部選手が2023年6月18日の平塚競輪最終日に通算500勝を達成しました。まだまだ息子・怜音選手たちにも負けたくないと話す岡部選手、これからも気迫あふれるレースを期待したいですね。
負けられない、その気持ちがモチベーションになっています
-500勝達成の感想から教えてください。
「こんな風に500勝なんてできると思ってなかったんで、本当に。自分はそんな次元の選手じゃないと思っていたので素直に嬉しいですね。気がついたら500勝という感じでした」
-一番印象に残っている1勝は?
「地元いわき平で記念競輪初優勝ですね。北日本の先輩や後輩に勝ち上がらせてもらって、それで決勝で、やっとやっとという感じでデビューして10年経って、記念を優勝できたので本当に思い出深いですね」
-現在もモチベーションを保てている秘訣は?
「なんだろうな~。けど、単純に神山(雄一郎)さんと一緒で自転車が好きなんですね、勝っても負けても。負けたら負けたで次はどうやったら勝てるかなって考えて、そんな感じでとにかく取り組んでいるのが好きなんだと思います」
-息子の怜音選手がデビューしていかがですか?
「息子と一緒にグレード戦線に参加できるのが一番の理想なんですけど、下の息子も選手を目指しているし、それがモチベーションというか力につながっていますね。上の息子はデビューしたけど、まだまだ自分のところには追いついてきていないけど、でも、息子2人が競輪選手になってどちらかに抜かれた時に冷静に考えようかなって感じですかね。でも、それがモチベーションですね、負けてられないって!」
-負けたくないという気持ちが強いんですね。
「もちろん。練習でも負けても悔しいですもん。負けてられないというのがモチベーションですね。でも、先輩たちには『その気持ちが大事だよ』って言われました。だから自転車を嫌いになることはないんですよね。練習も苦しいけど、取り組む自分が好きだし、取り組む気力が力になっていますね」
-ファンの皆さんにメッセージをどうぞ。
「自分より若手で500勝を達成した選手もいるけど、なんとか500勝まで自分も来られたのは皆さんの力なので、今後もその力をムダにしないで、どこまでいけるかわからないですけど、プロらしく一戦一戦頑張っていきたいと思います!」