もうウンザリだ…
しかし競輪は変わらず行われる。
と言うことは選手達もいつも通り練習するし変わらぬ日常が繰り返される。
夏も冬も春も夏も無いのだ。
つんざくような日差しは紫外線として皮膚を通して身体へ大きなダメージを与える。
夏場の練習は間違いなく年間を通して1番難易度が高いのだ。
言うなれば日中35℃の中チンタラ自転車に乗って街道練習など愚の骨頂だ。
熱中症になりその後数日間はコンディショニングに苦労する事になるだろう。
そんな中でも選手達は鍛錬に勤しみ身体の強化をしなければならない。
要するに工夫が必要だ。
早朝のまだ気温が上がりきらない時間帯を狙って練習するのはわりとポピュラー。
筆者も夏場は練習時間を前倒ししていて早朝5時起き、そのまま練習着に着替えながらトーストをくわえて家を飛び出し5:30に練習仲間と合流、午前練習は9時頃には終えていた。
そして気温が上がる日中は室内でのトレーニングが中心。
ウエイトトレーニングや人によってはワットバイク、パワーマックス、クロスフィット、ヨガなどに勤しむ選手も居る。
そしてレーサー(自転車)に乗る実車トレーニングが足らないと感じたら気温が少し落ち着く17時頃から19時頃まで街道練習に行ったりバンクでモガいたり十人十色。
実は脚力の差と言うのは夏に開く。
とくに夏の時間の使い方が難しい事が理由の一つだ。
外気温の影響で実車(外でレーサーに乗る)出来る時間が少ないだけに予定が組みづらい。
いかに〝時間〟を上手く使えるかが鍵になる。
強い選手は時間の使い方が上手いのだ。
グランプリ2勝、浅井康太クラスになると深夜2時からローラーに乗り始め深夜4時からインスタでライブを始める。
深夜4時に何を語ってるのか気になって仕方ないが時間も時間だけに筆者はいちども聴けずじまいだ。
そもそも聞ける状態のファンが居るのだろうか……
とにかく突き抜けた強さを得る為には浅井康太のようなぶっ飛んだ時間の使い方も必要なのかもしれない。
私もぶっ飛んだ解説をしたいものだ。