ガールズケイリンコレクショントライアルレースの最終レースが1月22日から24日の伊東温泉競輪場で行われました。
ここでガールズケイリンコレクション2023平塚ステージの出場者が決まりました。最後のガールズコレクションに相応しいメンバーが揃いました。
パワーアップをした久米詩選手が初日から自力で魅せ、優勝を決めました。2着は山原さくら選手。3着の奥井迪選手は選考順位6位で(鈴木奈央選手が19位)、奥井選手の出場が決まりました。山原選手と奥井選手は昨年の岸和田ステージで見応えのある叩き合いをみせていましたが、2日目で開催中止になりました。その経験を活かし、今回は2人ともしっかり勝ち上がることを意識したそうです。
■レース展開
小林莉子が前を取り、奥井迪を入れ、奥井が山原さくらを入れ、並びは山原、奥井、小林、久米詩、石井貴子、高橋朋恵、荒牧聖未。赤板前から荒牧もあがってきて、それに石井、久米も追った。打鐘で荒牧が前に出るが、すかさず石井が前に出て、それを最終ホームで久米が叩いた。石井も追い込んでいく。荒牧の車間があき、その後ろから山原が捲っていく。しかし前をとらえきれず、久米が逃げ切って優勝。2着に山原。3着に奥井が入線した。
■選手コメント
優勝の久米詩
「優勝は率直に嬉しいですね! 決勝は、前々は基本だと思っていて、打鐘ではちょっと後ろだったんですけど弛んだタイミングで前に出たいなと思っていたので、そこは意識していました。今回は初日から自分でもびっくりするくらい脚も回っていて状態もよかったので、決勝で出し惜しみだけはしないように気をつけてました。ガールズコレクションでは自分の力を出し切って、優勝を狙っていきたいと思います!」
2着の山原さくら
「もうちょいでしたね。33バンクは苦手だったんですけど防府で練習させてもらっているから落ち着いて走れるようになったので、あそこまでいったら優勝したかったですね。でも、まずはガールズコレクションの権利が欲しかったので、なんとか前走から切り替えられてよかったです。ガールズコレクションに出られることは素直に嬉しいけど、今までだとトライアルでも難しかったので、それが今回は1着、2着と勝ち上がれて、決勝はメンバーが濃くて緊張しましたけど、なんとか確定板にあがれてよかったです」
3着の奥井迪
「いつもなら前も譲らなかっただろうし、でも、今回はコレクションに出たいという気持ちが強かったので、レース内容的には自分らしくなかったですけど、今の自分の調子の中で最低限(コレクションに)乗れるようにと思いました。練習で追い込み過ぎてここにベストをもってこれなかったと不調の原因はわかっているので、また一戦一戦、自分らしい戦いができるようにしていきたいと思います」