『ガールズケイリンコレクショントライアルレース』が1月6日から8日の大垣競輪場で行われました。
決勝上位2名と、3着のうち1名を合わせて7名がガールズケイリンコレクション2023平塚ステージに進出できます。
今年でこのトライアルレースは最後となります。ガールズグランプリを抜かせば、初めてガールズ選手のレースがメインに組まれ、最終レースになったのはこのガールズトライアルでした。
3場所の1つ目は、ガールズグランプリ2022覇者・柳原真緒選手が力強い先行を見せ、それを石井寛子選手が渾身の差しで優勝を飾りました。
■レース展開
スタートは林真奈美と石井寛子が飛び出し、林が前を取った。石井は2番手にいた尾方真生の外で並走になり、林の後ろは内に尾方、藤田まりあ、外は石井、 大久保花梨、その後ろに柳原真緒、那須萌美。残り2周で尾方が車を下げ6番手に。打鐘からすかさず尾方が仕掛けたがそれに合わせて柳原が動き、先行に出た。最終ホームで前に柳原が出切ると、その番手に石井が飛びつき、その後ろに林が入った。尾方も捲っていくが、前に行き切れず。ゴール前で石井が差して優勝。2着に柳原が逃げ粘った。3着に林が入線した。
■選手コメント
優勝の石井寛子
「決勝も前々がよかったんですけど、6番車だったことと前の方がいい人が多かったので、前に入れないのは覚悟でいったんですけど取れなくて、でも、後方はいやだと思って外並走を選びました。なるべく脚を使わないように、後ろから来たら飛びつけるようにと思って、それが上手くいったと思います。柳原さんが来ると思ってなくて、尾方さんが来ると思って誰が来ても飛びつこうと思っていて、3番車が見えたのでここは絶対に譲れないと思って飛びつきました。最後に差し勝負ができて、そこは得意部分なので、そこは練習通りにいきました。今回、色んな方に支えられて優勝ができたと思うので、もっともっと頑張らなきゃと思っています。5月のコレクションに出られるので、優勝できるように頑張ります!」
2着の柳原真緒
「寛子さんが強かったです。でも、長い距離を踏めたことはよかったですね。ちょっと捲り追い込みだけではいけないと思っていたので。仕掛け位置を決めていたというよりは尾方よりも先にという感じでした。やりたい競走はできましたけど、でも、これで負けているようではダメですね。このパターンで勝ちたいですね。まだ精度も悪いですし、駆け切れてなかった部分もあるし、自分の弱いところだと受け入れながら今年も頑張っていきたいです。寛子さんがレースパターンも脚も強かったです。
そんなに自分では女王っていう気はないんですけど、何か今までと違う緊張がありました。でも、誰にでも経験できるものではないので、そこも楽しんでいきたいと思います! まだまだ強くなれるように頑張ります!!」
3着の林真奈美
「たぶん選考順位は低いのでたぶん3着では(コレクションは)ムリだと思うんですけど、悔いはないですし、嬉しいです。前半で脚を使うくらいスタートを取りにいって、後ろからどんどん来るのに飛びつくというよりも前半で脚が終わるくらい駆けないと全部飲み込まれちゃうと思ったから、打鐘のあとに踏み上げてダッシュしたけど結果はよかったと思います。満足の3着です」