京王閣競輪開設73周年記念・ゴールドカップレース(GⅢ)の最終日11月1日、3レースに『ガールズルーキーシリーズ2022プラス in京王閣』が行われました。122期生の中からルーキーシリーズで活躍した7名が京王閣競輪場に集結しました。
在所1位の又多風緑選手が、好タイミングで捲って優勝を飾りました。これからも目標に向けてばく進し続けていって欲しいですね!
■出場選手
1番車・小泉夢菜(埼玉)
2番車・河内桜雪(群馬)
3番車・又多風緑(石川)
4番車・藤原春陽(徳島)
5番車・畠山ひすい(北海道)
6番車・塩田日海(神奈川)
7番車・渡部遥(愛媛)
■レース展開
誘導員の後ろに塩田日海がつき、その後ろに藤原春陽、畠山ひすい、河内桜雪、小泉夢菜、又多風緑、渡部遥で周回を重ねた。赤板で畠山が車をあげると、それを追って藤原も車をあげていき、打鐘から藤原が先頭に立った。打鐘2センターから畠山が巻き返していった。最終2コーナーで5番手から又多が前団を捲っていき、後続を千切って優勝を決めた。2着は内につつまれたところからコースをみつけ、追い込んできた小泉。3着には畠山が逃げ粘った。
■選手コメント
優勝の又多風緑
「初手は後ろからが理想でした。後ろで前の様子を見て、行けるところで行こうと思ってました。藤原さんと畠山さんがやり合うかなって予想していたので、残り600mから行ったのはきつくて、捲りに行った時もきつかったです。後ろから来られていたら、差されていたかもしれないくらい最後はきつかったですね。最近は男子選手と一緒に800mを駆ける練習をしていて、それがよかったのかなと思うので、捲れてよかったです。ルーキーシリーズはコテンパンにやられて、パフォーマンスもよくなくてたくさん負けましたが、今回、もう一回ルーキー同士で走る機会をもらえたので、ここでは勝ちたいと思っていました。自力で戦いたい気持ちもあるんですけど、気持ちで負けてしまうところもあるので、この勝利で自信がついたし、自力で頑張りたいと思います」
2着の小泉夢菜
「スタートは様子が見たかったし、あの位置で良かったと思います。又多さんも行くかなと3車で先行争いになるかなと思ってました。バックで行った時に、ちゃんと外にいたら対応できたのに、対応できない位置にいて力不足だったと思います。(そこから外に持ち出したけど)その時には又多さんがもうスピードに乗っていて、追いつかなかったので、もっとちゃんと後ろを見ておくべきでした。今回でルーキー同士走ることは最後になると思うので優勝を狙っていたので残念ですが、次に切り替えて、来年くらいから自力を出して今と同じくらいの点数になれるように頑張りたいです。1年目はレースをしっかり見て、流れにしっかり乗って確定板に乗れることを心がけています。2年目は自力で戦って今の点数になれたらと思っています」
3着の畠山ひすい
「今日は先行するって決めていたので、そこはしっかりクリアできたかなと思いました。色々と課題はあるんですけど、前に出てからの力比べはできたのでよかったです。課題は仕掛けるタイミングというのがまだわからないこととトップスピードが足らないですね。今日も又多さんの捲りに合わせなきゃいけないので、そこは課題だと思っています。まだ予選で1着もないですし、勝ち切れていないので、まずは予選で勝ち切って、決勝でも車券に貢献できるような走りができたらいいなと思っています」
4着の渡部遥
「7番車だし後ろにはなるなと思っていたんですけど、前がもがき合っていたし、前の動きを見てしまいました。それで又多さんが行っちゃって、出遅れてしまいました。最後は1つでも前にと思って踏んだんですけど、届きませんでした。これからは点数も出せるように頑張ります!」
5着の藤原春陽
「自分の一番いい展開にもっていけたんですけど、思ったよりもバックが進まなくて、…悔しいです。昨日の指定練習の時はすごく軽かったんですけど、今日は風で重かったですね。もっと練習が必要だと思いました。パワーと勢いをもらって詰めていこうと思ったら車間を詰め過ぎて出て行けなかったので、そういうところも強化していきたいですね。今日の展開を一番練習していたんですけど、練習の成果を出せなくて悔しいです。でも、同期と走るのは刺激になります。また、これから頑張ろうって思いました」
6着の塩田日海
「組み立てはよかったと思います。絶対に春陽かもしくは ひすい が来ると思っていたので、前受けしましたが、そこから内につつまれてしまって脚を残して終わってしまったので、自在にやっていくにもしっかり脚を使うレースをしていかなければいけないなと思いました。まずは予選でいい走りをして、決勝に乗れるように頑張っていきたいです」
7着の河内桜雪
「ルーキー戦は本当に難しいですね(苦笑)。今回は深読みしないようにって思って、畠山ひすいちゃん が前になって、いつも通りカマして駆けるかなって思ったら抑える展開になったので、こういう展開もあるんだなって、そういう風に思っていた展開と違った時に自分がどうするかをもっと考えていかないとダメだと思うし、自力がないとダメだと思ったので脚をつけていきたいと思います」